キタキタ~~~、反抗期!!
どう接すればいい?
育て方が悪かった?
可愛かったわが子が今では見る影もなく別人のようになってしまったら、親としては悩ましい……。
いえいえ大丈夫、ちゃんと育っているからこその反抗期。
教育評論家の親野智可等さんの最新刊『反抗期まるごと解決BOOK』では、反抗期に生じる様々な悩みを具体的な事例を挙げて紹介し、ベストアンサーを回答!
ぴよととなつきさんのあるある四コマ漫画とイラストも必読です。
子どもも親も気持ちが楽になる、自然と話ができる親子関係の作り方をアドバイスします。
反抗期は順調に成長している証拠というけれど
反抗期は、さまざまな欲求が増えるのに、欲求を抑えるブレーキ役の前頭前野がまだ十分に発達していないからバランスが崩れ、キレやすくなります。
だから、反抗期は子どもが順調に育っている証拠でもあるのです。
でも親としては、頭ではそう理解していても、実際に反抗されると、とまどってしまうもの。
「怒っちゃいけないのはわかっているけれど…」
そう思いながらも、毎日イライラ過ごしているパパやママも多いでしょう。
『反抗期まるごと解決BOOK』では、反抗期のわが子への接し方や言葉掛け、について、SNSフォロワー数25万人の人気教育評論家・親野智可等先生がたっぷりとアドバイスしてくれます。
子どもの人生をよくするのは勉強でも、しつけでも、就職先でもなく……
親野先生によると、子どもと接するとき、次のことが大事なんだとか。
・否定的な言葉をやめて肯定的な言葉にする
・子どもの話を共感的に聞き、民主的な対話をする
・細かいしつけを優先しないで、居心地のいい家庭にする
・親のやらせたいことより本人のやりたいことを優先して応援する
・子ども扱いしないで一人の人間同士としてリスペクトする
では実際はどうすればいいのでしょうか?
親の悩みは尽きないけれど、子どもの気持ちがわかるヒントがいっぱい!
・将来「やる気スイッチ」を押せる子にするには?
・ゲームやスマホのルールは?
・子どもに言ってはいけない言葉は?
親の悩みをあげるときりがありません。
そうした「お悩みあるある」に丁寧に回答してくれるのも、本書のうれしいポイントです。
机上の空論ではなく実践的なアドバイスなので、今日からでも使えそうです。
<お悩み具体例>
Q:やる気がなさすぎ!
ダラダラをやめさせて自分からやる気を出させるには?
A:実はもう精いっぱい頑張っているのかもしれない
実は、この時期の子どもがダラダラゴロゴロするのはいたって普通のことです。
なぜなら彼らは毎日とても大変だからです。
「ダラダラをやめさせて自分からやる気を出させる」ための劇的な方法は残念ながらありません。
親は自分にできることをしつつ、後は子どものやる気が出るまで待つしかありません。
ですが、親としてできることが3つあります。
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Q:親のことナメてる?
こちらを小バカにするような目で睨んでくることもあり、イラッとします。
こちらが冷静になるべきなのは分かっていますが、あまりに毎日のことでストレスが溜まります。
どう対処するのがベストですか?
A:子どもが受け入れやすい言い方をしてみよう
反抗的の子どもにこちらの希望や都合を聞き入れてもらうのは骨が折れますよね。
そんなときは次の2つのやり方が有効です。
①お尋ね型
②相談型
しかし、このように提案すると「ご機嫌取りみたいな言い方」「結局子どもに媚びろってこと?」「親なんだからバシッと強く言って子どもに分からせればいいじゃないか」という意見が出るときがあります。
この深層心理にあるものは何でしょう。
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Q:「ああ言えばこう言う」状態!
口答えがひどすぎる娘。
「今やろうと思ったし」が口癖です。
逆ギレや人のせいにするのも日常茶飯事。
毎日屁理屈ばかりで疲れてきました。
A:屁理屈が言える親子は良い関係
親に屁理屈を言えない子というのもいます。
親が子どもに対して強権的な場合です。
そういう子は家では良い子にしているのですが、溜め込んだストレスを今度は外で発散させているということがよくあります。
こういう子の指導が一番難しいです。
もちろん、場合によっては親として言うべきことを言うことも必要でしょう。
でも、感情的に子どもと屁理屈の応酬をするような形ではなく、落ち着いて冷静に言うことが大事です。
もちろん、子どもの言葉があまりにもひどいときは「そういう言い方は嬉しくないな」「そういう言い方されると傷つくな」などと伝えることも必要です。
また、親自身も普段から言葉遣いに気をつけましょう。
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絶賛反抗期中の親子関係の改善に役立つことはもちろん、きたるべき反抗期に備えたいと考える保護者にも最適の内容です。
子どもの健やかな成長と、よりより親子関係を望むすべての方にオススメいたします!
『反抗期まるごと解決BOOK』
著者:親野智可等
イラスト:ぴよととなつき
定価:1,760円(本体1,600円+税)
体裁:A5判/192ページ
発行:日東書院本社(辰巳出版グループ)
著者プロフィール
著者 親野智可等
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Twitter、Instagram、YouTube、Blog、メールマガジンなどで発信中。オンライン講演をはじめとして、全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。主な著書に『「親力」で決まる !子供を伸ばすために親にできること』(宝島社)『もう叱らなくていい!1回で子どもが変わる魔法の言葉』(青春出版社)などがある。
イラスト ぴよとと なつき
滋賀県出身のイラストレーター、まんが家。夫と息子2人と過ごす日々を育児マンガにしてSNSにて投稿中。最近オンラインで筋トレと英会話を始めました!ブログ「ピヨトト家のひとコマ。」 voicy「近所のピヨトトさん」