【第12回】本は見るもの触るもの まずは、“匂い”から本を考えてみる 本の愛で方は人それぞれです。よく言われるのが本の匂いを愛でる人々の存在。自分も本の匂い、嫌いじゃありません。本好きならきっと本を開いて鼻を押し付け深呼吸してみたことあるはずです。地味な匂いですが、心を鎮めてくれるような気分になりませんか? 図書館や古書店に入ったときのウイスキーのピート臭にも歴史を感じてしまいます。 本の匂いは紙とインク水性エマルジョンなど製本の過程で使われる接着剤などの匂いがミックスされたもので、保管場所のコンディショ ...