【第7回】完全に振り切れた大阪の本屋、波屋書房のすごさとは? 文楽の本を作る仕事を長年しているので大阪に行く機会がしばしばあります。文楽は江戸時代の大阪を代表する芸能ですからね。そして、時間に余裕がある日は国立文楽劇場で太夫と打ち合わせや取材をする前後に、劇場近くの黒門市場や千日前あたりをぶらぶらと散策しています。 大阪の街のイメージは、なんだか、やたらと、活気がある感じでしょうか。どこからやってきたんだろうと思うくらい人がいるときもあって、おっちゃんとおばちゃんがフリースタイルで往来を行き来していて。お ...