都心から2時間以上かけて足を運ぶファン多数のドライフラワーショップ「she is matilda.」はじめての作品集『she is matilda. 365日ドライフラワーのある風景』が発売されました。標本図鑑77種、アレンジして楽しむリース・スワッグなど13作品の作り方を掲載。花を吊るすところから朽ちていく過程まで、花を丸ごと楽しむ“ドライフラワーとの暮らし”を堪能できます。
「she is matilda.」とは?
「she is matilda.」は、フラワースタイリストの山下有世さんが、千葉県大網白里市にオープンしたドライフラワーアトリエ兼ショップです。
かつて煙草の葉を乾燥するために使われていた古い蔵を改装した建物に、古道具とドライフラワーがひしめく独特の空間に魅せられ、週3日の営業日にはファンが都心から2時間以上かけて通いつめる人気店です。
初の著書である『she is matilda. 365日ドライフラワーのある風景』には、古民家と古道具、そしてドライフラワーのある風景がたっぷりと写真で紹介されているほか、標本図鑑77種、アレンジして楽しむリース・スワッグなど13作品の作り方も掲載されており、まさにファン待望の一冊となっています。
世界観を味わう「ドライフラワー標本図鑑」
本書は、四季を通じて撮りおろしたこだわりの写真と、ドライフラワーへの想い溢れる著者のことばたちに彩られています。
特筆すべきは、その美しさに息をのむ、ドライフラワー標本図鑑の美しさ。
その世界観は、著者の次の言葉にも表れています。
時間が過ぎていくなかで、 花の茎は枯れ、 花びらは色褪せ、 それでもなお美しいのはなぜか。
わたしがドライフラワーに惹かれるのは、 懐かしさと愛おしさとともに、
どこか苦しく切なくなる感情を覚えるからです。
その厳かな美しさを目の当たりにすると、 心が震えます。
そう、 ドライフラワーは生きています。
―――山下有世(本文より)
私にも作れる「she is matilda.」の世界
ドライフラワーのフルリースやフライングボールなど、she is matilda.の世界観を自宅で再現できる作り方が載っているのも、うれしいポイントです。プロセスは写真つきで紹介されているので、初心者も安心。
365日を花とともに暮らせるドライフラワーのある暮らし、あなたも試してみては?
長い期間をかけて楽しめるという点がドライフラワーの最大の魅力だ。
飾り方などは難しく考えなくてもいい。
その家々の空気と時間をゆっくり吸いこみながら息づく、 枯れ色の美しい植物たち。
ドライフラワーとともに豊かな時間を過ごしてほしい。(本文より)
『she is matilda.365日ドライフラワーのある風景』
著者:山下有世
定価:2,200円(本体2000円+税)
体裁:B5 判/192ページ
日東書院本社
<CONTENTS> 365日季節を超えた花とともに/1章:時間がゆっくり流れるドライフラワーがある日常/2章:she is matilda.が選ぶドライフラワー標本図鑑/3章:she is matilda.ドライフラワーアイテム13 作品と作り方/4章:she is matilda.古民家と猫とドライフラワーがある風景/ドライフラワーをより深く知って楽しみたい人のためのQ&A
山下有世(やましたともよ)
she is matilda. 店主。 都内有名生花店に17年間勤務したのちフラワースタイリストとして独立。
雑誌、 広告で花のスタイリング、 コーディネーターを務める。 2020年2月に古い蔵を改装したshe is matilda.(千葉県大網白里市)をオープン。
ドライフラワーと古道具を組み合わせた異空間ディスプレイのアトリエ兼ショップには、 土、 日、 月曜日と週3日のみの営業にもかかわらず、 都心から2時間以上かけてわざわざ足を運ぶリピーター客が続出。 いま、 注目のドライフラワーショップを経営するアーティスト。