スクワットは意味がなかった……!? 1日10分から始められる、お尻に効果的なエクササイズをお教えします『お尻年齢リセット術』

3万人以上を改善してきたお尻の専門トレーナーである松尾タカシ氏が効果的なお尻のエクササイズを教えてくれる本『お尻年齢リセット術』を紹介します。

ヒップアップ目的にと行っていたスクワットは骨盤の傾きによって有効な人とそうでない人に分かれ、またバックキック(四つん這いの姿勢で片方の足を後ろに蹴り上げる運動)は実はお尻に負荷がかかっておらず、意味がないと著者はいいます。

本書では、しっかりお尻に負荷がかかる効果的なエクササイズを紹介しているほか、モチベーションもヒップも上がる、お尻を鍛えるメリットもたっぷり解説しています。

お尻を鍛える3つのメリット

後ろ姿って意外と見られているもの。
年齢とともにタレてしまったお尻をリセットできたら……そんなふうに願う人は少なくないはずです。
たしかに、お尻がきゅっと上がれば、後ろ姿がかっこよくなります。
でも、ヒップアップのメリットはそれだけではありません。

メリット1:見た目年齢の若返り
……足長効果、バストアップ、力強さを感じる見た目に!

メリット2:カラダに起こる違和感を解決
……疲労軽減、パフォーマンス力のアップ、代謝アップ!

メリット3:カラダに起こる痛みを改善に導く
……腰痛の予防と改善、変形性股関節症の予防と改善、変形性膝関節症の予防と改善

お尻を鍛えると、見た目が良くなるだけでなく、健康にもつながるのです。
引き締まったボディと一生歩けるカラダを手に入れられるのが、お尻エクササイズです。

1日10分から始められるエクササイズ「ベビーステップ7」

お尻の鍛え方は、老いも若きも、「ベビーステップ7」をマスターするだけ。
ベビーステップ7は、人間の赤ちゃんが生まれてから歩きはじめるまでの成長7姿勢に着目したお尻専用エクササイズです。

<7つのベビーステップ>
1あお向け姿勢
2横向き姿勢
3うつ伏せ姿勢
4四つん這い姿勢
5座位姿勢
6ヒザ立ち姿勢
7立位姿勢

特別に一部をご紹介します。

1あお向け姿勢

お尻の筋肉に負荷をかけるだけでなく、しっかりお尻を使えているかを確認するためのエクササイズです。ポイントは、「正しくお尻に力を入れる」こと。

60秒キープ×左右3セット。肩からヒザまでのラインが一直線になっていることが理想です。

2横向き姿勢

お尻の横側の筋肉に刺激を与え、左右のバランスを整えることが目的です。片足立ちをするときに働く筋肉を鍛えます。

60秒キープ×左右3セット。必ず斜め一直線の姿勢をキープしてください

お尻の筋肉とそのほかの抗重力筋を段階的に連動させ、関節への負担を最小限に抑えながら、バランス力のある安定した姿勢の再現性を獲得できるのが「ベビーステップ7」です。

お尻がタルむのは、お尻の筋力低下だけが問題ではありません。
だから、ベビーステップ7はカラダの内側の筋肉を鍛えます。
静止した状態で「お尻、骨盤まわり、カラダの内側にある筋肉」に負荷をかけることで、たるみ解消のみならず、骨盤が正しい位置に戻り、背中のS字カーブが美しく整います。

つまり、ベビーステップ7に取り組めば、タレ尻を改善できるだけでなく、理想的な美しい姿勢をつくりだすことにもつながるのです。
お尻トレーニングで、理想のカラダを手に入れましょう!

書籍:『お尻年齢リセット術』
著者:松尾タカシ
定価:1540円(1400円+税)
発行:日東書院本社

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松尾タカシ

1968年、佐賀県生まれ。長年のフィットネストレーナーとしての経験から、機能解剖学上でも大変重要な意味を持つ「おしり」に着目。おしりの筋肉を鍛えることによって、身体機能を活性化しながら姿勢を正して、身のこなしを美しく変えていく独自のメソッド“Progress Body”を開発。プライベートおよびグループレッスン、企業向けレッスンを行うほか、オリジナルの健康グッズの開発も手掛ける。 ACSM EP-C(アメリカスポーツ医学会認定 運動生理学者)、NSCA CSCS(ナショナルストレングス&コンディショニング協会認定 ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)、JCCA MT(日本コアコンディショニング協会認定 マスタートレーナー)。

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