愛犬を亡くして息子たちは部屋にこもった 家の中を再び明るくしてくれたのは、前の犬と誕生日が同じ全盲の子|ゆめ(もうすぐ2歳)
保護犬たちの物語【第12話】ゆめ(もうすぐ2歳) 喜代美さんは子どものころからずっと犬を飼っていた。政次さんも高校に迷い込んできた犬や猫を家に連れ帰っていたほどの動物好き。同じ高校に通っていたふたりは結婚して、息子3人の親となった。政次さんは家業の植木職を独立してやっている。 仲良し一家だが、思春期になると男の子は自分の部屋にこもりがちになり、居間にいてもスマホをいじってばかりで、親との会話がぐんと減る。長男が高校受験を迎えるころは、家の中がピリピリしていた。そこで非営利の保護犬団体から迎えたのが、トイプ ...
集めたウンコは3000個! クマ研究のパイオニアが体を張ったフィールドワークとクマのリアルを語る『ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら』
クマのウンコとともに歩んだ研究者の道のり ツキノワグマ研究者で東京農工大学大学院教授の小池伸介氏が試行錯誤の研究人生とクマ研究の最前線をつづった新刊『ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら~ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記』(以下『ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら』)が発売されました。 1999年夏、東京農工大の学生だった小池伸介氏は、野生のツキノワグマが何を食べているかを調べて卒論を書こうと、山梨県・御坂山地でウンコを探し回っていました。苦心の末に最初の1個を見つけてから25年間 ...
今も昔もコレカラも! 社交ダンスの歴史やルーツも学べる『1人で始められる、楽しめる! 社交ダンス入門』
遡るは鹿鳴館時代、コレカラの社交ダンスも目が離せない! 社交ダンスの文化が日本に入ってきたのは鹿鳴館時代。欧化政策のシンボルとして建設された鹿鳴館は、西洋文化の入り口であり、ワルツ等の宮廷舞踊が中心に踊られていました。 世界大戦の影響を受け西洋文化は日本から一時姿を消しましたが、1945年の終戦後には国内のダンスホールが営業を再開し、だんだんと日本人のダンス熱が戻ってきました。当時のダンスは「大人のたしなみ」といったもので、キャバレーなどの社交場で踊られていました。 そんな中、1990年代に公開された映画 ...
“大谷女子”急増中! 大谷翔平の伝説のはじまり、歴史的メジャーデビューシーズンを今こそ追体験|『大谷翔平 二刀流メジャーリーガー誕生の軌跡』
メジャーリーガー大谷翔平の誕生 2023年シーズンをもって大谷選手はロサンゼルス・エンゼルスと契約満了。エンゼルス残留か他球団へ移籍か今後の動きが噂されますが、どちらにせよ、この6年間が大谷翔平メジャー史における第一章と言えます。なかでも注目したいのは、新人王を獲得したデビューシーズン。そして2021年のア・リーグMVP、2023年のWBC優勝。 2017年12月、エンゼル・スタジアム前でおこなわれた異例の入団会見でメジャーリーグの革命児になり得ると紹介された大谷選手でしたが、開幕前のスプリング・トレーニ ...
人間が怖くてたまらない「噛み犬」だったセンター収容の野犬の子 譲渡先で猫にも大歓迎され一歩一歩「怖いこと」を克服 |小春(8か月)
保護犬たちの物語【第11話】小春(8か月) 小春が木村家にやってきて2か月が過ぎた。 彼女はおととい避妊手術を済ませたばかり。ピンクの術後服を着ているのが、サマードレスのように似合っている。 ツヤツヤと黒光りする小春の目は、大好きなかをり母さんの姿を追っている。今日は知らない人がいきなりやってきて、カメラを向けるけれど、母さんがいるから怖くない。ここは、小春のおうちで、もう小春はビビリの「噛み犬」なんかじゃない。 小春は、元野犬の子である。栃木県那須市の山中で捕獲されたときは、まだ生後2か月ほどだった。母 ...
生後間もなく段ボール箱で道の駅に捨てられていた兄弟 仲良く年をとってカフェの「箱入り息子」として愛される日々|まる・ひろ(13歳)
保護犬たちの物語【第10話】まる・ひろ(13歳) 青い空の下、遠くの町まで一望できるガーデン席のあるマンション3階の天空カフェ「風時計」は、東京都東村山市にある。北海道出身のマスターと、共同経営者で千葉県出身の久恵さんの「吹く風を感じながらゆったりとした時間を過ごしてもらいたい」という思いが詰まったアットホームな店だ。久恵さんが飼っている2匹の犬と1匹の猫は、お客さんの要望などに応じ、隣の自宅からときどき店に出てきてみんなに可愛がられている。 犬たちの名は「まる」と「ひろ」。 おでこや背中が ...
「歯茎とペロ」の応酬で烈しくじゃれ合う元野犬の寺犬たちが「仏性」を開くまで|こてつとなむ
保護犬たちの物語【第9話】がくこさんちの「こてつ」と「なむ」 茶色い犬が、同じく茶色い犬の顔半分をぱっくり飲み込んでいる。 食べられている若い方の犬は観念しているのか喜んでいるのか、その表情は見えない。 写真には、「ほぼ食べられてます」のコメントがついている。 またあるときは、若い犬が年長犬の耳を舐め続けて、ギブアップさせている。 写真についているコメントは「イヤーーッ」。 若い犬の技は「ペロ」、年長犬の技は「歯茎」である。 こんな2匹の連日の烈しいせめぎ合いがツイッターで発信され始めると、そのあまりのイ ...
「置いていったら、死ぬ子です」福島第一原発警戒区域でボランティアの車に必死ですがった犬|ふく(19歳7ヶ月で大往生)
保護犬たちの物語【第8話】ふく 3.11「東日本大震災」後の福島第一原発事故から13年が巡ろうとしていた今年2月23日。埼玉県内の住宅で、1匹の犬がひっそりと息を引き取った。 名前は「ふく」。もしかしたら秋田犬の血が入っていたかもしれない、凛々しいオスの柴犬だった。 彼は、18歳を過ぎた1年半前から歩くことが困難となり、家の中で寝たきりだったが、毎夕お父さんとお母さんにぬるま湯で体を洗ってもらうのが日課だった。その日も、お風呂場でいつものようにウトウトしていると思ったら、首がカクンと落ちた。そして、そのま ...
飼い主を亡くし保健所で2年を過ごしたホワイトシェパード 殺処分寸前に引き出され自由な山奥暮らし|才蔵(8歳)
保護犬たちの物語【第7話】才蔵(8歳) ここは、房総半島の真ん中に位置する富津(ふっつ)市の山奥。 日没後には真っ暗闇となる、13軒しかない集落だ。 夕闇が迫るなか、白い犬がまだまだ遊び足りないかのようにご機嫌で広い前庭を走り回っている家がある。 前庭がひと原っぱの広さだ。 彼の名は「才蔵」。 5歳のときにこの集落に来て、3年がたつ。 白い狼ともいうべき体つきだが、「ホワイトシェパード」という、1970年代にアメリカからスイスに渡ったとされる種である。 ホワイトシェパードの性格は穏やかで友好的。 体力があ ...
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■あなたを全力で肯定する言葉 第11回 「老害でしょうか。」 ■保護犬たちの物語 第6話 くま(8歳) 自宅全焼でヤケド後も外にぽつんと繋がれっぱなしだった犬 新しい家族と出会い笑顔でお散歩の日々
自宅全焼でヤケド後も外にぽつんと繋がれっぱなしだった犬 新しい家族と出会い笑顔でお散歩の日々|くま(8歳)
保護犬たちの物語【第6話】くま(8歳) くまは、8歳のミックス犬。穏やかで優しい性格の彼女は、3度のご飯より散歩が好きだ。 拓也父さんも真穂母さんも、それぞれ在宅仕事がほとんどなので、くまは大好きな散歩に朝夕連れて行ってもらえる。きょうは、小学生の優也くんも学校から早く帰ってきたので、みんなして早めの夕方散歩に近くの公園まで出かけた。 くまと真穂さんとは7年の付き合いだが、犬と暮らしたことのなかった拓也さんと優也くん父子とは、去年家族になったばかりだ。 すれ違う人たちの誰が、このしあわせそうな家族を見て、 ...
猫写真家・沖昌之さん×占星術研究家・鏡リュウジさんの対談を公開しました
2月22日「猫の日」を記念して『必死すぎるネコ』沖昌之さんと、占術研究家で、今『月と太陽でわかる性格事典』が話題の鏡リュウジさんの異次元対談を公開しました。 ≫記事を読む
【猫の日特集】占星術研究家の鏡リュウジさんが伝授!保護猫にも嬉しい「ウチの子記念日」の占い方と、『必死すぎるネコ』成功の理由|鏡リュウジ×沖昌之スペシャル対談
※記事の最後に『必死すぎるネコ』写真特集があります 愛猫の誕生日や「出会った日」で占いができる 沖昌之さん(以下、沖): じつは『必死すぎるネコ』の編集さんに、ぼくが占い好きだっていう話をしたら、『月と太陽でわかる性格事典』を送ってくれたんです。ぼくは1月3日生まれなんですけど、ええことをたくさん書いてくださっているおかげで、気持ちよくお正月と誕生日を過ごすことができました(笑)。ありがとうございます。 鏡リュウジさん(以下、鏡): それはよかったです。ぼくはあまり猫とはご縁がないんですが、沖さんの『必死 ...
#コレカラうちの犬猫を自慢します Twitterキャンペーン開催!愛犬・愛猫の写真を投稿すると抽選でAmazonギフトカードをゲットできるかも
動物に寄り添う2本の連載「法獣医学の世界」「保護犬たちの物語」がスタートしたのを記念して、Twitterでキャンペーンが始まりました。 【キャンペーン詳細】 ◎こちらのツイートのコメント欄に、ハッシュタグ「#コレカラうちの犬猫を自慢します」を付けて愛犬・愛猫の写真を投稿してください。 ◎投稿者の中から抽選で4名様に、Amazonギフトカード(3000円)をプレゼントします。 ◎元ツイートをリツイートした方から、抽選で2名様にAmazonギフトカード(3000円)をプレゼントします。 【参加方法】 ◎Twi ...
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■保護犬たちの物語 第5話 みるちゃん(1歳) 野犬の巣穴から保護されるも脳障がいで歩行困難 でもいつでも両脇にパパとママの笑顔があるから、しあわせいっぱい!