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共感すること間違いなし! 中国ドラマあるある|『中国ドラマメモリアルBOOK2024』より

今年も多くのヒット作が生まれた中国ドラマ。そのジャンルは多岐にわたり、時代劇からミステリー、青春ドラマや大人のロマンスなど、多様な内容で視聴者の心を捉えました。 また『陳情令』のシャオ・ジャンとワン・イーボー、そして『山河令』のゴン・ジュンを中心に話題の新作がいくつも公開。中国ドラマファンにとって楽しみが尽きなかった1年でした。そんな中国ドラマの新作&話題作を網羅したムック『中国ドラマメモリアルBOOK2024』のコラムから「中国ドラマあるある」を一部抜粋して紹介します。     絶対 ...

マグラブ【第10回】セットアップ│野性爆弾 くっきー!

【第10回】セットアップ 僕は砂浜に横たわるように眠っていました。寝ている間もザッザッと音が聞こえるのは、他のゾンビたちが砂の上を歩いているから。 うっすら、ほかのゾンビたちのテレパシー会話が僕の耳に届いています。ゾンビのわりにキャッキャはしゃいでいるような会話でストレスを感じていると、希望ともとれる言葉が耳に入ってきました。 北に500キロほど行った街に、ゾンビを人間に戻せる医者がいる。 『2時間ほどの手術で治せるって』 『マジかっ』 『マジでマジか?』 『マかっ』 『行くっきゃないよねぇ』 『マル決よ ...

マグラブ【第9回】それぞれの道(悲しいバラード)│野性爆弾 くっきー!

【第9回】それぞれの道(悲しいバラード) 余韻と湿気が僕を包んでいる。なんだか陰の棒がヒリヒリしている。彼女も何も言わないけど、陰のヒダを掻いたり擦ったりしているから違和感があるんだろう。 僕は彼女を引き寄せ、頬にキスをした。 このキスは『愛してる』とか、『キミが大切だよ』とか、そんなんじゃなくて、『めっちゃくちゃ気持ちよかったですわ』のキス。 さて、やるコトは済んだから外の光でも浴びにいこうか。血や泥で汚れた手を握り、ゆっくり外に出た。 僕が人間でこの病院に着いてから、気を失ってから、なんとなく3時間ほ ...

マグラブ【第8回】ファースト…│野性爆弾 くっきー!

【第8回】ファースト… 髪をかきあげる彼女の目はフル白目で、あからさまにゾンビってました。そんな事も気に留めず、愛おしさのあまりゾンビの首を噛む行為。 うっすらゾンビの気持ちがわかるなぁ。 彼女の首を噛みながら、肩を握る僕の腕は血管が脈々とほとばしり、ソレはまるで発情雌馬に興奮する発情雄馬のチ●ポコのようにギンギンで、黒目がシャーペンの芯で突いたくらい小さくなって狙いを定める。まるで肉食動物。 彼女の首はギシギシと音をたて、いまにも壊れそうなそのとき、彼女は大きめのゲップをしたのです。 ガボンッ 僕の鼻の ...

傷つきやすいのはHSPだから仕方ない?|『これって本当に「繊細さん」? と思ったら読む本 HSPとトラウマのちがいを精神科医と語る』より

「やっぱり、私が『繊細さん』だから傷つきやすいんでしょうか」 「職場で、相手の機嫌がすごく気になります。これは気質だから、もう仕方ないんですよね?」 「耳栓や眼鏡など、HSP向けに紹介されていた方法を試しました。少しはラクになったけど、やっぱりしんどい。これ以上どうすればいいんでしょう?」 「後天的に『繊細さん』になることはあるんでしょうか? 私は正直、親のせいで繊細さんになったと感じているんです」 ――このようなギモンを抱いたことはないでしょうか? 『「繊細さん」の本』など(シリーズ累計85万部突破)で ...

「デフレからインフレに」― 経済の常識が 30 年ぶりに変わった !?|『「新しい資本主義」の教科書 シン・インフレ時代、あなたを守るお金の心得』より

長らくデフレが続いていると思っていたら、いつの間にかインフレが襲来し、所得が必ずしも十分に増えない中で身近な商品・サービスが次々に値上がりしています。人生100年時代、少しでもゆとりある生活を送りたいなら、今この瞬間から「お金」に対する考え方を改める必要があります。 インフレ下でも資産を減らすことなく、持続可能でゆたかな生活を確保するめの「基本となる考え方」について、元日銀マンであり、経済評論家・政策アナリストの池田健三郎氏の著書『「新しい資本主義」の教科書』から一部抜粋してお伝えしていきます。 &nbs ...

令和ロマン髙比良くるまの漫才過剰考察|第1回

【第1回】ウエストランドの漫才はタイムマシンだった コレカラをご覧のみなさん。くるまと申します。 普段は街で「令和ロマン」という看板のお笑い屋さんをやっております。特に吉本興業という老舗と仲良くさせてもらってまして、全国の劇場でふざけて回る日々を過ごしております。 お笑い歴6年目、人間歴30年目、というめっちゃ節目の年に、「筆を取ってみないか?」と辰巳出版様に激励されたので覚悟を決め、筆を取り、墨をすり、これ手書きじゃない方がよくない?と気づき、習字セットをしまい、パソコンを開き、キーボードを叩いておりま ...

マグラブ【第7回】顔面熱油│野性爆弾 くっきー!

【第7回】顔面熱油 ゾンビを始末し、余韻に浸る間も無く急いで家に到着。早速、ペペロンチーノを作る準備です。まずは、下準備。ニンニクを細かくパターンと荒めパターンの2パターンに切って、乾燥した唐辛子一本を細かく輪切りです。 自分、けっこう辛めが好きですんで唐辛子は多めです。 フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れて、火にかける前に細かめのニンニクを投入。弱火でゆっくり焦げないように丁寧に混ぜ混ぜしながら、オリーブオイルにニンニクの香りをしっかりとつけていく。 ニンニクがいい感じにきつね色になりました。って ...

マグラブ【第6回】朝日はしみるなぁ│野性爆弾 くっきー!

【第6回】朝日はしみるなぁ 自転車を漕いで向かったのは問題の救急車の場所。 じいちゃんがゾンビ化して滞りなく救急隊員たちを襲ったあの場所。 そこにじいちゃんがまだいれば、殺して天国に送ってあげられる。 ゾンビ状態からじいちゃんを解放してあげられる。 じいちゃんのことを思うと、怖さなんて1ミリも、1ミクロンもありませんでした。 しばらく自転車を漕ぎ、電動のバッテリーが残りわずかを表示する頃、ばくは現場に到着しました。 心配です……。 帰りの自転車のバッテリーが切れないか。バッテリーが切れた電動自転車って、ジ ...

マグラブ【第5回】復讐の白衣ゾンビ│野性爆弾 くっきー!

【第5回】復讐の白衣ゾンビ 病室からの帰り、ドがつくほどの快晴。 明日はキスでも決めちゃうか? なんて考えながら意気揚々と道を歩く。 歩くと言うより弾むと言った方がいいか。 いい事があるとうかれる、なんて言うけどまさにそれ。 気分がいいから、たい焼きでもじいちゃんに買って帰ろう。 2個、いや、2尾? 2菓子? なんでもいいや。 買って帰宅。じいちゃんの喜ぶ顔が目に浮かぶ。 玄関を開けじいちゃんの部屋に直行。すると、想像を絶する光景が目の前に……。 じいちゃんは、血を吹き出し倒れていました。 片腕をもがれ、 ...

マグラブ【第4回】出来立てクレイジー彼女│野性爆弾 くっきー!

【第4回】出来立てクレイジー彼女 無言は続いている。 口の空洞がこの子に気づかれぬよう、呼吸を抑えゆっくりと“吸う”“吐く”の繰り返し。ホーン化した口内は少しでも気を抜くと、ボウボウと音を出すだろう。 気を抜かず、気を紛らわす。 ただただタオルを搾り、この子のデコに置く。まるで車のタイヤにガムが張り付き、クルクル回っている感じ。 無駄すぎるが、意味のある時間。この子も確実に退屈してきているだろう。気の利いたトークを脳内に蔓延らせ、それでも言えぬストレスの極み。 なんだかんだで、2時間ほど経過。 拷問鬼すら ...

試し読み|『黒板アート甲子園作品集2019-2022』過去に受賞した卒業生たちの「黒板アートの描き方&後輩へのエール」

  黒板アートで意識していること 塩澤:久しぶりに黒板アートを描きましたが…やっぱり大変ですね。今回ハッチングという技法を使っていて、離れて見たときの絵の印象に注意しながら描きすすめました。描いているときはどうしても黒板との距離が近くなるので、最後は離れて見て確認する、ということを今回もですが、いつも注意深くやっています。 林:私は今回、いろいろな色を重ねて人の肌に見えるようにする、ということを意識しました。 橋場:(林さんの作品を見て)ほんとに不思議な色づかいするよね? 林:ほんと? わあ、う ...

マグラブ【第3回】こっち側の腹減りマウスホーン│野性爆弾 くっきー!

【第3回】こっち側の腹減りマウスホーン 鳥もまだまだ寝静まっている丑三つ時。 目覚まし時計もなく、僕は自然と目覚める。 これは習慣というか、クセといってもいいだろう。 『夏は朝日の昇りが早いよね』とか。 『冬は遅くなったね』とか。 そんなことすら確認のとれないほどの漆黒の風景。最近は、窓をあけ漆黒の外に息を吹きかけ、その白さなどで大まかな季節を確認する。 どうやら今日も夏のようだ。 屋根裏部屋のようなココは母の胎内のように居心地が悪く、まともに熟睡などしたことはない。 薄暗く湿気まみれ、鼻をつん裂く匂い。 ...

マグラブ【第2回】牡蠣とマーク・ボラン│野性爆弾 くっきー!

【第2回】牡蠣とマーク・ボラン 静まりかえった病室と、決して伝わらない告白。 会ったばかりの知らない彼と、乙女な私の長すぎる沈黙の2時間。 彼によって繰り返されるデコのタオル交換と、揺れる心と揺れもしないカーテン。 気まずさと、それを覆うための意味なき無駄なマバタキの繰り返し。 いっその事、時間を早送ればこの違和感だらけの虚無から逃れられるだろうに。 今、私は生きた心地がしないほど屁が出そう。 屁の我慢のせいで下腹が限界パツパツで、あと5分もすれば意思とは関係なく、爆放されるだろう。 横ケツ2房を万力でグ ...