わたしたちはふたたび恋をする あなたにとってわたしは あなたにとってわたしは、 どんな存在だったのか。 わたしにとってあなたは、 奇跡のように訪れた人生の春だった。 星を描く人 あなたはたぶん、夜空に星を描く人。夜明けの青白い空に日が昇ると、彩られていた星々はすぐに見えなくなるけれど、昼の光のなかでときおり見える星もある。あなたは、そんな星を描く人。だからこんなにもまばゆく、きらきらしている。 あなたをずっと太陽みたいだと思っていた。でも、ひんやりした手を握ったとき、わかった。手が冷たいのは、漆黒の空に星 ...